“ぼたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母胎66.7%
母體22.2%
菩提11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜、台所の竈台へっついだいの下の空籠からかごの中で、犬のピンがうめいたりさけんだりして居たが、到頭四疋子を生んだ。茶色ちゃいろが二疋、くろが二疋、あの小さな母胎ぼたいからよく四疋も生れたものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
よし産婆さんばこと間違まちがひがあつて、はら發育はついく今迄いままでのうちに何處どこかでとまつてゐたにしたところで、それがすぐされない以上いじやう母體ぼたい今日こんにちまで平氣へいきこたへるわけがなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
悔悟くわいごすること少なからず終にあまとなり兩人共同村にて人々の菩提ぼたい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)