“ぶんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ブンメイ
語句割合
文明60.5%
分明39.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諭吉ゆきちは、このヨーロッパ旅行りょこうで、日本にっぽんくにをひらいて、西洋せいよう文明ぶんめいをとりれなければならないというかんがえをつよめました。
見識けんしき迂闊うくわつ同根也どうこんなり源平げんぺい桃也もゝなり馬鹿ばかのする事なり。文明ぶんめいぜにのかゝらぬもの、腹のふくるゝものを求めてまざる事と相見あひみ申候まうしそろ。(十四日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
明治初年神仏の区別を分明ぶんめいにして以来殊には近年に至って市区改正のため仏寺の取払いとなったものはすくなくない。
かつ先例をあんずるに、歯科医佐藤春益しゅんえきの子は、単に幼くして家督したために、平士へいしにせられている。いわんや成善は分明ぶんめいに儒職にさえ就いているのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)