“さやか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
分明50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日きのふこそ誰乎彼たそがれ黯黮くらがりにて、分明さやか面貌かほかたちを弁ぜざりしが、今の一目は、みづからも奇なりと思ふばかりくしくも、彼の不用意のうちに速写機の如き力を以てして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
還り多時しばらく酒など酌交くみかはす様子なりしが、高声一つ立つるにもあらで、唯障子を照すともしのみいとさやかに、内の寂しさは露をも置きけんやうにて、さてはかの吹絶えぬ松風に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)