“びぼうじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
未亡人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんねんゆめぎ、未亡人びぼうじん操行さうかうくわんして誰一人たれひとり陰口かげぐちものもなかつた。まづしくはあつたけれど彼女かのぢよ家柄いへがらもよかつたので、多少たせう尊敬そんけい心持こゝろもちもくはへて人々ひと/″\彼女かのぢよ信用しんようした。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
仮令たとえ小村こむらでも村方を離れて知らぬ他国へ参りますものは快くないもので、ことには年を取りました惣右衞門の未亡人びぼうじんが、十歳になる惣吉という子供の手を曳いて敵討かたきうちの旅立でありますから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ひとりはまだ若い婦人ですが、ひとりは年をとっていました。ちょっとみると、お客のなかのお年よりのお嬢さん、または未亡人びぼうじんの奥さんのお迎えに来て、待っている女中かとおもうでしょう。