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ごけさん
ふりがな文庫
“ごけさん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
未亡人
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未亡人
(逆引き)
丁度その二本榎に、若い
未亡人
(
ごけさん
)
の
家
(
うち
)
があつて、
斯人
(
このひと
)
は真宗に熱心な、教育のある女でしたから、和尚さんも
法話
(
はなし
)
を頼まれて行き/\しましたよ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そうすると鶴原の
未亡人
(
ごけさん
)
は、そのあとへ、自分の
甥
(
おい
)
とかに当る若い男を連れて来て跡目にしようとしたが、鶴原の親類はみんなこの仕打ちを
憤
(
おこ
)
ってしまって
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ある時、其
未亡人
(
ごけさん
)
の
噂
(
うはさ
)
が出ると、和尚さんは鼻の先で笑つて、「むゝ、
彼女
(
あのをんな
)
か——
彼様
(
あん
)
なひねくれた女は仕方が無い」と
酷
(
ひど
)
く
譏
(
けな
)
すぢや有ませんか。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
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