“ひやくせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
百千50.0%
百川50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちら/\ちら/\とたますだれ百千ひやくせんくだいたやう、くだん鰐鮫わにざめいはに、すれつ、もつれつ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つまり百千ひやくせん空外からはづしにたいしてわづか一回いつかい實彈じつだんすくらゐのことであるから、かような副原因ふくげんいんだけを研究けんきゆうしてゐては、豫知問題よちもんだいほう一歩いつぽ進出しんしゆつすることが出來できないような關係かんけいになるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
百川ひやくせん海に入るごとく瞬くひまに金銭の驚かるゝほど集りけるが、それより世才にけたるものの世話人となり用人なり、万事万端執り行ふてやがて立派に成就しけるとは
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
況んや百川ひやくせんうみを學んでうみに至るであるからして、其の志さへ失はないで、一蹶しても二躓しても、三顛四倒しても、起上り/\して敢て進んだならば、鈍駑も奮迅すれば豈寸進無からんやである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)