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ひたひぎは
ふりがな文庫
“ひたひぎは”の漢字の書き方と例文
語句
割合
額際
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
額際
(逆引き)
けれども
長
(
なが
)
い
足
(
あし
)
を大きく動かした代助は、二三町も
歩
(
ある
)
かないうちに
額際
(
ひたひぎは
)
に
汗
(
あせ
)
を覚えた。彼は
頭
(
あたま
)
から鳥打を
脱
(
と
)
つた。黒い
髪
(
かみ
)
を
夜露
(
よつゆ
)
に打たして、
時々
(
とき/″\
)
帽子をわざと
振
(
ふ
)
つて
歩
(
ある
)
いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
前後
(
ぜんご
)
の
脚
(
あし
)
三
本
(
ぼん
)
でのそりと
留
(
と
)
まつて、
筑波
(
つくば
)
の
山
(
やま
)
を
朝霞
(
あさがすみ
)
に、むつくりと
構
(
かま
)
へながら、一
本
(
ぽん
)
の
前脚
(
まへあし
)
で、あの
額際
(
ひたひぎは
)
から
鼻
(
はな
)
の
先
(
さき
)
をちよい/\と、
其
(
そ
)
の
毎
(
ごと
)
に
口
(
くち
)
を
箕
(
み
)
のやうに
開
(
あ
)
けて、ニタ/\
笑
(
わら
)
ひで
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
体を此格好にしたゞけでも、もう
慰藉
(
なぐさめ
)
になり歓喜を生ずるのである。セルギウスは
俯伏
(
うつふし
)
になつた。髪の毛が顔に掛かつた。もう大分髪の毛のまばらになつた
額際
(
ひたひぎは
)
を、湿つて冷たい床に押し当てた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
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