“はんご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飯籠33.3%
飯後33.3%
反語16.7%
犯後16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、鍋へも飯籠はんごへも、また、むしろにも、各〻のよろいにも、大きく音を立てて落ちて来た雨の光に
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飯後はんご神居古潭を見に出かける。少し上流の方には夫婦岩めおといわと云う此辺の名勝があると云う。其方へは行かず、先刻さっき渡った吊橋の方に往って見る。橋の上手かみてには、ならの大木が五六本川面かわづらへ差かゝって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
彼らは強いてみずからを愚弄ぐろうするにあらずやと怪しまれる。世に反語はんごというがある。白というて黒を意味し、しょうとなえて大を思わしむ。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしてみづかべんじてはるゝは、作者さくしや趣意しゆいは、殺人犯さつじんはんおかしたる人物じんぶつは、その犯後はんごいかなる思想しそういだくやらんとこゝろもちひて推測おしはか精微せいびじよううつして己が才力を著はさんとするのみと。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)