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はんご
語句 | 割合 |
飯籠 | 33.3% |
飯後 | 33.3% |
反語 | 16.7% |
犯後 | 16.7% |
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と、鍋へも
飯籠へも、また、
莚にも、各〻の
鎧にも、大きく音を立てて落ちて来た雨の光に
飯後神居古潭を見に出かける。少し上流の方には
夫婦岩と云う此辺の名勝があると云う。其方へは行かず、
先刻渡った吊橋の方に往って見る。橋の
上手には、
楢の大木が五六本
川面へ差かゝって居る。
彼らは強いて
自らを
愚弄するにあらずやと怪しまれる。世に
反語というがある。白というて黒を意味し、
小と
唱えて大を思わしむ。
而して
自ら
辨じて
言はるゝは、
作者の
趣意は、
殺人犯を
犯たる
人物は、その
犯後いかなる
思想を
抱くやらんと
心を
用ひて
推測り
精微の
情を
寫して己が才力を著はさんとするのみと。