“はつこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初子50.0%
八個50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初子はつこさんは何でも、新しい『女の一生』を書く心算つもりなんだそうだ。まあ Une Vie à la Tolstoï と云う所なんだろう。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
辰子たつこは細い声で、ささやくようにこう云った。が、初子はつこは同情と云うよりも、むしろ好奇心に満ちた眼を輝かせて、じっと令嬢の横顔を見つめていた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
行って見ると、玄関の格子こうしの中には、真中まんなかから髪を割って、柄の長い紫のパラソルを持った初子はつこが、いつもよりは一層溌剌はつらつと外光にそむいてたたずんでいた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一萬三千人いちまんさんぜんにんくびねたりとばるゝ、にもおそるべき斬頭刄ギラチンかたち髣髴ほうふつたる、八個はつこ鋭利えいりなる自轉伐木鉞じてんばつもくふとの仕掛しかけにて、行道ゆくてふさがる巨木きよぼくみきよりたほ