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初子
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はつこ
ふりがな文庫
“
初子
(
はつこ
)” の例文
初子
(
はつこ
)
さんは何でも、新しい『女の一生』を書く
心算
(
つもり
)
なんだそうだ。まあ Une Vie à la Tolstoï と云う所なんだろう。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
辰子
(
たつこ
)
は細い声で、
囁
(
ささや
)
くようにこう云った。が、
初子
(
はつこ
)
は同情と云うよりも、むしろ好奇心に満ちた眼を輝かせて、じっと令嬢の横顔を見つめていた。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
行って見ると、玄関の
格子
(
こうし
)
の中には、
真中
(
まんなか
)
から髪を割って、柄の長い紫のパラソルを持った
初子
(
はつこ
)
が、いつもよりは一層
溌剌
(
はつらつ
)
と外光に
背
(
そむ
)
いて
佇
(
たたず
)
んでいた。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“初子”で始まる語句
初子女史