“はいくわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徘徊95.5%
4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに生憎あいにく横井は腸をいためて、久しく出勤しなかつた。邸宅の辺を徘徊はいくわいしてうかゞふに、大きい文箱ふばこを持つた太政官だじやうくわんの使がしきり往反わうへんするばかりである。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
巡査じゆんさ勘次かんじいへのあたりを徘徊はいくわいしたがそれでも東隣ひがしどなりもんたゝいて穿鑿せんさくするまでにはいたらなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「正に徘はいくわいの間、にはかに数人あり、一婦を擁して遠きより来り、この門の外に至る。」
鴉片 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)