“のれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暖簾97.9%
納簾0.8%
暖廉0.5%
垂簾0.3%
布簾0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「備前屋は古い暖簾のれんだ。そこのひとり娘が熊にられるところを助けて貰ったんだから、向うじゃあどんなに恩にてもいいわけだ」
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
浅葱あさぎ納簾のれんあひだから
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
たびたびお微行しのびで茶碗屋の暖廉のれんをくぐったが、それがいつしか泰軒を訪れるというよりも
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そりゃどうせ、しがない垂簾のれんの食もの屋ですからねえ」
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
こん布簾のれんのつまはづれ
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
のれんの器用なつくりようがそれである、これは戸の前に流蘇ふさのように下っていて、風通しがよく、室内をかくし、そして人は邪魔物なしに通りぬけることが出来るという、誠にいい思いつきである。