“どろよけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
泥除100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深更の大路に車のきしる音が起って、みやこの一端をりんりんとしてひびき、山下を抜けて広徳寺前へかかる時、合乗あいのり泥除どろよけにその黒髪を敷くばかり、蝶吉は身を横に、顔をあおむけにした上へ
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
泥除どろよけかじりつくまでもなく、與曾平よそべいこしつて、はたたふれて、かほいろ次第しだいかはり、これではかへつて足手絡あしてまとひ、一式いつしき御恩ごおんはうじ、のおともをとおもひましたに、かなはぬ、みんなくびめてくれ
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)