“どぜう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
70.6%
泥鰌23.5%
泥鱒5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どぜう一尾いつぴき獲物えものい。いのを承知しやうちで、此処こゝむとふのは、けるとみづしづめたあみなかへ、なんともへない、うつくしいをんなうつる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
簡單な食事でも滿足してゐる私達の家では、たまに手造りの柳川やながはなぞが食卓に上るのを馳走の時とする。泥鰌どぜうは夏のものだが、私はあれを好む。年をとるにつれて殊にさうなつた。
短夜の頃 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「へエ、よくわかりました。精一杯掻き廻して見ませう。泥鱒どぜう位は飛出してくれるかも知れません」