“とりこしぐらう”の漢字の書き方と例文
語句割合
取越苦勞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米およね臺所だいどころで、今年ことし去年きよねんやう水道すゐだうせんこほつてれなければたすかるがと、くれからはるけての取越苦勞とりこしぐらうをした。よるになると夫婦ふうふとも炬燵こたつにばかりしたしんだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ヂュリ おゝ、如何どうせうぞ! こゝろめがいまはしい取越苦勞とりこしぐらうをさせをる。したにゐやしゃるのを此處こゝからると、どうやらはかそこ死人しにんのやう。せゐらねども、おまへかほあをゆる。