“てんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天下60.0%
転訛23.3%
転嫁11.7%
天華3.3%
天火1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほかではないが、天下てんかぴんという仏像ぶつぞうせてもらいにきた。」と、金持かねもちはいいました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かく文学者ぶんがくしや天下てんか最幸さいかう最福さいふくなる者たるにすこしも差閊さしつかへなし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
もしこの上にメタセシスを許し、またA語の一子音に対すべきB語子音の転訛てんか範囲はんいを拡張すればこれはさらに増加する。
地名は保存されつつ永い年代の間に転訛てんかする、一方で吾々の通用語はまたこれと別の経路を取って変遷するからである。
土佐の地名 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「ははあ。それで読めました。李厳の督しておる軍需増産の実績がここ甚だあがらないので、とがを丞相に転嫁てんかせんとしたものでしょう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成政は、怒髪どはつ天をついて、また、小兵衛をののしった。そして、自身の不覚を、転嫁てんかして、
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天華てんかクラブや天仙閣てんせんかくのも支那の、そのかど口から見る家の眺めを私は愛している。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
謙作は怪しい洋服の男が口にした天華てんかと云う名をちょと思いだした。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
同じく続く歌で、あなたが、越前の方においでになる遠い路をば、手繰たぐりよせてそれをたたんで、焼いてしまう天火てんかでもあればいい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天火てんかは支那では、劫火ごうかなどと似て、思いがけぬところに起る火のことを云って居る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)