“てんが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天下56.3%
典雅37.5%
天蛾6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するのに棒がねえから貸しておくんねえって断って持って往ったから縛られるこたアねえ、天下てんがの道具だから貸してもいだろう、わっち天下てんかの町人だ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なぜといって、運命の中でのおちつき、苦悩の中での典雅てんがというものは、ある忍従を意味するにとどまらない。
ゆうべちょうが、金色の大きな天蛾てんがが、小さな糸車のような羽音をたてて花のまわりを飛んでいた。運河の向こう側の家の、戸の前にすわっている人々の静かな声が、静けさのうちに響いていた。