“てぬぐひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手拭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
読んでしまふと、しばらく開かれた手紙を、手拭てぬぐひのやうに、両手の上にひろげたまま、ぼんやりしてゐたが、やがてきかへした。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
伯父をぢさんはもうこまつてしまつて、とうさんのめておび手拭てぬぐひゆはひつけ、その手拭てぬぐひとうさんをいてくやうにしてれました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
取出してのみ暫時しばし其處に休み居ける中段々夜も更行ふけゆき四邊あたりしんとしける此時手拭てぬぐひに深くおもてをつゝみし男二人伊勢屋のかどたゝずみ内の樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)