“てぬぐい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手拭99.3%
手巾0.4%
手抜0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれ、貴方あなた……お手拭てぬぐいをと思いましたけれど、唯今ただいまお湯へ入りました、私のだものですから。——それに濡れてはおりますし……」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手巾てぬぐいを出してまげを払う)少し急いで歩いたものだから、汗がじっとりしたよ。(額や首をふく)
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
あめは、今でも埋火うずみびなべを掛けて暖めながら、飴ん棒と云う麻殻あさがらの軸に巻いて売る、にぎやかな祭礼でも、びたもので、お市、豆捻まめねじ薄荷糖はっかとうなぞは、お婆さんが白髪しらが手抜てぬぐいを巻いて商う。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)