“ハンカチーフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はんかちーふ
語句割合
手巾66.7%
半巾11.1%
手布11.1%
白巾11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそを見せじとて、ソーツと、手巾ハンカチーフもて目を拭ひ、そしらぬ顔で母の方を見ますれば、母は私より先に、はや眼の縁を真赤にして、をりました。
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
この燃殻もえかすの紙は脅迫状の紙と同質なんだ、机の下から発見した半巾ハンカチーフね、あれには手紙を包んであった皺が瞭然はっきり残って、しかもナフタリンのにおいみこんで居た
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
板からはがすと、布はこてをかけたように平に、糊をつけたようにピンとしている。我国で湿った手布ハンカチーフを窓硝子ガラスに張りつけるのと同じ考である。
いづれもに/\双眼鏡さうがんきやうたづさへ、白巾ハンカチーフり、喜色えみたゝえて、諸君しよくん好意かうゐしやすることであらう。