“しゅきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シュキン
語句割合
手巾50.0%
朱錦25.0%
珠金25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舟の横浜を離るるまでは、あっぱれ豪傑と思いし身も、せきあえぬ涙に手巾しゅきんらしつるをわれながら怪しと思いしが、これぞなかなかにわが本性なりける。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今度の相談は例の金魚で、寒中でも湯のなかで生きている朱錦しゅきんのつがいがある。それをどこへか売り込む口はあるまいか。売り手は二匹八両二歩と云っているのであるが、二歩はたしかに負ける。
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いつもの綸巾りんきんではなく、頭には華やかな簪冠さんかんをいただいている。衣はあくまで白く、佩剣はいけん珠金しゅきんが夜目にも燦爛さんらんとしていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)