“ちょくせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
直截89.5%
直接10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君も悧巧りこうになったね、君がテツさんに昔程の愛を感じられなかったなら、別れるほかはあるまい、と汐田の思うつぼを直截ちょくせつに言ってやった。
列車 (新字新仮名) / 太宰治(著)
いや、むしろ直截ちょくせつに云いましょう。だいたい装飾灯シャンデリヤが再び点いた時に、左ききであるべき貴方が何故、キューを右に提琴ヴァイオリンを左に持っていたのですか
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
こんなふうに女先生のうわさをした。どうしてももういちどみさきの学校へきてもらいたい気持がふくまれていた。きてもらわないと、ほんとにこまるのだ。直接ちょくせつに、もっとも困ったのは男先生だった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
まきすみや、石炭せきたん生産地せいさんちから直接ちょくせつ輸入ゆにゅうして、そのおろしや、小売こうりをしているので、あるときは、えき到着とうちゃくした荷物にもつろしを監督かんとくしたり、またリヤカーにんで、小売こうさきはこぶこともあれば
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)