“ちょうひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
張飛50.0%
寵妃37.5%
町費4.2%
長臂4.2%
鳥飛4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ故に画帖を見てもお姫様一人画きたるよりは椿つばき一輪画きたるかた興深く、張飛ちょうひの蛇矛をたずさへたらんよりは柳にうぐいすのとまりたらんかた快く感ぜらる。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
堀河の典侍は帝の寵妃ちょうひであるから、この人の奏聞そうもんには帝も御耳を傾けられた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
市川いちかわとか、桐生きりゅうとか、前橋とかいう小さい町までもが、苦しい町費ちょうひをさいて、一と通りは、防空演習をやっているのに、大東京という帝都が、まとまった防空演習を
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
狖に似て大なるは果然かぜんなり。狖に似て小なるは蒙頌もうしょうなり。狖に似て善く躍越するは獑𪕱ざんこなり。猴に似て長臂ちょうひなるはえんなり。猨に似て金尾なるはじゅうなり。猨に似て大きく、能く猨猴を食うはどくなり〉。
億兆を鳥飛ちょうひ獣奔じゅうほんせしめてはばからず、功成って少師しょうしと呼ばれて名いわれざるに及んで、しかも蓄髪を命ぜらるれどもがえんぜず、邸第ていだいを賜い、宮人きゅうじんを賜われども、辞して皆受けず、冠帯してちょうすれども
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)