“ちょうかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チョウカン
語句割合
鳥瞰50.0%
長官11.1%
長閑11.1%
張幹5.6%
釣閑5.6%
長奸5.6%
長寛5.6%
長桿5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その家の鳥瞰ちょうかん写真が、紙面一パイに掲載されることになったが、その写真をよく見ると、それは明らかに日本人が建てたらしい草葺くさぶき小舎で
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「何だ、ただ三つじゃないか。長官ちょうかんは六人もご家族かぞくをつれていらっしゃるんだ。三つじゃ仕方しかたない、お一人十ずつとしても六十なくちゃだめだ。」
二人の役人 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
一 陣貝 長坂長閑ちょうかん
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのなかに大寧坊たいねいぼうに住む張幹ちょうかんなる者は、左の腕に『生不怕京兆尹いきてけいちょうのいんをおそれず』右の腕に『死不怕閻羅王ししてえんらおうをおそれず』とっていた。
特別をもって庄三郎も軍議の場所にわに列せられ、尚他に諸角豊後、穴山梅雪、武田逍遥軒、板垣駿河、長坂釣閑ちょうかん、真田弾正同じく昌幸、円座を作って居流れた様は、堂々として由々しかった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
薩賊、長奸ちょうかんというような言葉を絶えず口にする。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
応保おうほうの夏には美福門院の生命をちぢめ、長寛ちょうかん二年の春には忠通ただみちに祟ってこれを殺し、われもその年の秋にはこの世を去ったが、死後なお憤りの火がさかんにもえつづけて消えないままに
魏続は、長桿ちょうかんほこをとって、まっしぐらに駆けだし、敢然顔良へ馬首をぶつけていどんだが、黄塵煙るところ、刀影わずか七、八合、顔良の一喝に人馬もろとも、斬り仆された。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)