長官ちょうかん)” の例文
木村芥舟先生は旧幕府きゅうばくふ旗下きかの士にして摂津守せっつのかみと称し時の軍艦奉行ぐんかんぶぎょうたり。すなわち我開国かいこくの後、徳川政府にてあらた編製へんせいしたる海軍の長官ちょうかんなり。
「何だ、ただ三つじゃないか。長官ちょうかんは六人もご家族かぞくをつれていらっしゃるんだ。三つじゃ仕方しかたない、お一人十ずつとしても六十なくちゃだめだ。」
二人の役人 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「おい、東北長官ちょうかんというものを見たいな。どんな顔だろう。」
二人の役人 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)