“ちしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
知悉89.7%
地質10.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現在既知の科学的知識を少しの遺漏いろうもなく知悉ちしつするという事が実際に言葉通りに可能であるかどうか。おそらくこれはむつかしい事であろう。
私たちの犯してゐる大きな過ちは、お互ひにまだ思ひ切つて性格の内奥を知悉ちしつし合はないでゐることにあるのではなからうか。
母たち (新字旧仮名) / 神西清(著)
利根とね水源すゐげん確定かくていし、越後えちごおよ岩代いわしろ上野かうずけの国境をさだむるを主たる目的もくてきとなせども、かたは地質ちしつ如何いかん調査てうさし、将来しやうらい開拓かいたくすべき原野げんやなきやいなや良山林りやうさんりんありやいなや
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
この山と地質ちしつは同じです。ただ北側なため雑木ぞうきが少しはよくそだってます。〕いいや駄目だめだ。おしまいのことをったのは結局けっきょく混雑こんざつさせただけだ。云わないでおけばよかった。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)