“たちつゞ”の漢字の書き方と例文
語句割合
立続100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社員しやゐん充満みちみちていづれも豪傑然がうけつぜんたり、機会ときにあたれば気は引立ひきたつものなり、元亀げんき天正てんしやうころなれば一国一城のぬしとなる手柄てがらかたからぬが、きしつゝみ真黒まつくろ立続たちつゞけし人も豪傑然がうけつぜんたり
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
川向かはむかうは日の光の強いため立続たちつゞ人家じんか瓦屋根かはらやねをはじめ一帯の眺望てうばうがいかにもきたならしく見え、風に追ひやられた雲の列がさかん煤煙ばいえん製造場せいぞうば烟筒けむだしよりもはるかに低く、動かずに層をなしてうかんでゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)