“たてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楯突62.5%
立続18.8%
立付12.5%
盾衝6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに昇は花で言えば今を春辺はるべと咲誇る桜の身、此方こっち日蔭ひかげの枯尾花、到頭どうせ楯突たてつく事が出来ぬ位なら打たせられに行くでも無いと、境界きょうがいれてひがみを起し
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
小県は窓を開放って、立続たてつけて巻莨まきたばこを吹かした。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
父様とっさまを大事に思うからとは云いながら、只今まで御苦労を掛けましたと申しますから、早く丈夫にならなければいけない孝助殿が来るからと申して、すぐに薬を三ぶく立付たてつけて飲ませました
城内では、得体のわからない赤星に盾衝たてつく剣客がいなかったので、かれをどうかして他の藩に追い遣るか、召抱えるかしなければならなかった。
天狗 (新字新仮名) / 室生犀星(著)