“たてつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
建着28.6%
立附28.6%
建付14.3%
建附14.3%
立付14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建着たてつけわる障子しやうじ雨戸あまども、カタリともひゞかず。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いかさまふる建物たてものと思はれて、はしらさびがある。其代り唐紙からかみ立附たてつけが悪い。天井は真黒だ。洋燈許らんぷばかりが当世にひかつてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
二階の女の姿が消えると間もなく、下の雨戸を開ける音がゴトゴトして、建付たてつけゆがんだ戸がやっと開いた。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
と廊下づたいに参り、ふすま建附たてつけ小柄こづかを入れて、ギュッと逆にねじると、建具屋さんが上手であったものと見えて、すうといた。
そうして大道具の立付たてつけを始終気にしている。但し、『先代萩』の御殿か何かには大いに感服したぜ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)