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たぐひな
ふりがな文庫
“たぐひな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
類無
66.7%
比無
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
類無
(逆引き)
人
若
(
も
)
し彼に咫尺するの栄を得ば、
啻
(
ただ
)
にその目の
類無
(
たぐひな
)
く
楽
(
たのしま
)
さるるのみならで、その鼻までも
菫花
(
ヴァイオレット
)
の多く
齅
(
か
)
ぐべからざる
異香
(
いきよう
)
に
薫
(
くん
)
ぜらるるの
幸
(
さいはひ
)
を受くべきなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ヂュリ (獨語的に)
類無
(
たぐひな
)
いわが
戀
(
こひ
)
が、
類
(
たぐひ
)
ないわが
憎怨
(
にくしみ
)
から
生
(
うま
)
れるとは! とも
知
(
し
)
らで
早
(
はや
)
う
見知
(
みし
)
り、
然
(
さ
)
うと
知
(
し
)
った
時
(
とき
)
はもう
晩蒔
(
おそまき
)
! あさましい
因果
(
いんぐわ
)
な
戀
(
こひ
)
、
憎
(
にく
)
い
敵
(
かたき
)
をば
可愛
(
かはゆ
)
いと
思
(
おも
)
はにゃならぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
たぐひな(類無)の例文をもっと
(2作品)
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比無
(逆引き)
ある女世に
比無
(
たぐひな
)
き
錦
(
にしき
)
を所持いたし
候処
(
さふらふところ
)
、夏の熱き
盛
(
さかり
)
とて、
差当
(
さしあた
)
り用無く思ひ候不覚より、人の望むままに貸与へ候後は、いかに申せども返さず、其内に秋過ぎ、
冬来
(
ふゆきた
)
り候て
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
是もヒステリイと申候外は無きかは
不存申候
(
ぞんじまをさずさふら
)
へども、自分には広き世間に
比無
(
たぐひな
)
き病の外の病とも思居り候ものを、さやうに有触れたる名を附けられ候は、身に取りて誠に誠に無念に御座候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
たぐひな(比無)の例文をもっと
(1作品)
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