“せきたん”の漢字の書き方と例文
語句割合
石炭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それに、この汽車石炭せきたんをたいていないねえ」ジョバンニが左手をつき出してまどから前の方を見ながらいました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
うしろの方につづいてる車では、もうってるおきゃくたちもたいていうとうととねむってるころで、あたりはしいんとした山の中の夜で、ただ私たちだけがおきていて、かまに石炭せきたんの火をたき
ばかな汽車 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
大部分だいぶぶんひと生活せいかつしてゐる都會とかいは、せま土地とち大勢おほぜいひとみ、石炭せきたん煤煙ばいえんや、そのほか塵埃じんあいでもって空氣くうきがおそろしくにごつてをり、また各種かくしゆ交通機關こうつうきかん發達はつたつして晝夜ちゆうやわかちなく
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)