“すがすが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スガスガ
語句割合
清々89.8%
爽々6.1%
清清1.4%
涼々0.7%
清淨0.7%
清爽0.7%
爽爽0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど清々すがすがしい少年の姿は、私にとっていつも完全にコペンハアゲンを説明し代表し、コペンハアゲンそれ自身でさえあり得るのだ。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
それは全く、何とも云えない爽々すがすがしい気分であって、二人は夢のように悦び合った。これならば、門をくぐる患者も殖えることであろうと思われた。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
かかる夢見しは覚めたるのち清清すがすがし。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
甲斐の盆地の夏景色は、何んともいえず涼々すがすがしく、釜無かまなし河原には常夏とこなつが咲き夢見山には石楠花しゃくなげが咲き、そうしてお館の木深い庭を蛍が明滅して飛ぶようになった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ここに須賀すが一三の地に到りまして詔りたまはく、「吾此地ここに來て、が御心清淨すがすがし」と詔りたまひて、其地そこに宮作りてましましき。かれ其地そこをば今に須賀といふ。
それでも家には何時もちやんと着いてゐて、なにごともなかつたやうに清爽すがすがしく毎朝をむかへてゐるのです。
巷の子 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
塩をかす工夫に向けられるのも、自然な生理であろうと梶はのべたが、実は、料亭そのものの方がはるかに美しく、音楽もウイーン風の庭に似合わしいのが、爽爽すがすがしい気持ちだった。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)