“じゆえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
樹影50.0%
壽永25.0%
寿永25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月より流るゝかぜこずえをわたるごとに、一庭の月光げつくわう樹影じゆえい相抱あひいだいておどり、はくらぎこくさゞめきて、其中そのなかするのは、無熱池むねつちあそぶのうをにあらざるかをうたがふ。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
やがて壽永じゆえいの秋の哀れ、治承ぢしようの春の樂みに知る由もなく、六歳むとせの後に昔の夢を辿たどりて、直衣なほしの袖を絞りし人々には、今宵こよひの歡曾も中々に忘られぬ思寢おもひねの涙なるべし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ほととぎす治承ちしやう寿永じゆえいのおん国母こくも三十にしてきやうよます寺
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)