“じだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳朶98.0%
地駄2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、わざと唇を彼の耳朶じだのところに押しつけて「あたしネ、本当はお前さんとこの橋から下におっこちたいのよ、ウフフフ」
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
またその時、いままで森閑としていた隣室から父親喜平の激しく怒鳴る声が、雷よりもすさまじい勢いをもって紀久子の耳朶じだを襲ってきた。
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
うちたからうばわれでもしたように、藤吉とうきち地駄じだんで、あとから、土橋どばしをひとびにんでった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
背中せなかぱい汚泥はねわすれたように、廊下ろうか暖簾口のれんぐち地駄じだんで、おのが合羽かっぱをむしりっていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)