“みみたぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳朶81.0%
耳垂9.5%
耳髱9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という呼び声がツイ鼻の先の声のように……と……又も遠い遠い冥途あのよからの声のように、福太郎の耳朶みみたぼに這い寄って来た。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そしてその指先がふと、水月くらげのような耳垂みみたぼを挾んだ時、山田ははっと胸に大きな衝動を感じた。彼の眼は貪るように其処に釘付にせられてしまった。と秀子はにこっと微笑んだ。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「左の耳髱みみたぼが千切れている!」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)