“みゝたぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳朶95.7%
耳柔4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳朶みゝたぶに怪我をしたものだから、縫つて貰はうと思つて来たのだが、余り手間取るからいつそ食つてしまはうと思つて。」
そのにごつたおと彗星はうきぼしやうにぼうと宗助そうすけ耳朶みゝたぶにしばらくひゞいてゐた。つぎにはふたつた。はなはさみしいおとであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
田舎の女には珍らしくみづ/\して其のお納戸色なんどいろの型附半襟はんえりうちから柔らかな白い首筋の線がのび/\と弧を描いて耳柔みゝたぶの裏の生際はえぎはの奥に静かに消え上つてゐるのなどを彼は見た。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)