“地駄(じだ)” の例文
手(て)の内(うち)の宝(たから)を奪(うば)われでもしたように、藤吉(とうきち)は地駄(じだ)ン駄(だ)踏(ふ)んで、あとから、土橋(どばし)をひと飛(と)びに飛(と)んで行(い)った。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
背中(せなか)一杯(ぱい)の汚泥(はね)も忘(わす)れたように、廊下(ろうか)の暖簾口(のれんぐち)で地駄(じだ)ン駄(だ)踏(ふ)んで、おのが合羽(かっぱ)をむしり取(と)っていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)