“しゃぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洒然85.0%
社前10.0%
赭髯5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三下みくだはんを請求する方もその覚悟、やる方もその了見りょうけんだから双方共洒然しゃぜんとして形式のためにわずらわされないのであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どこを通過つうかしたか、途中とちゅうすこしもわかりませぬが、私達わたくしたちたちまちあのなつかしい鎌倉かまくら八幡宮はちまんぐう社前しゃぜんきました。
単于ぜんうは手ずから李陵のなわを解いた。その後の待遇も鄭重ていちょうを極めた。且鞮侯そていこう単于とて先代の呴犁湖くりこ単于の弟だが、骨骼こっかくたくましい巨眼きょがん赭髯しゃぜんの中年の偉丈夫いじょうふである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)