“しほから”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鹽辛69.2%
塩辛7.7%
酒盜7.7%
7.7%
鹽鹸7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見ろ、此太繩を切つて落せば、五人は道具部屋の中で巨石おほいしに打たれて鹽辛しほからになつて死ぬばかりだ」
かはやぶれ、にくたゞれて、膿汁うみしるのやうなものが、どろ/\してゐた。内臟ないざうはまるで松魚かつを酒盜しほからごとく、まはされて、ぽかんといた脇腹わきばら創口きずぐちからながしてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
この湾の水は常にしほからいのですが、時々黒竜江の水が押して来ると、淡水になつて、飲む事が出来るのです。こゝからボオトに乗つて出れば、黒竜江へ這入られるのです。
この國では(多分この國だけではないかと思ふ)梅を所謂梅干といふ例の皺のよつた鹽鹸しほからいものにせず、木にあるなまの實のまゝの丸みと張りと固さとを持つた漬け方をするのである。