“さけずき”の漢字の書き方と例文
語句割合
酒好100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又市は疵口の膏薬を貼替えまして、白布で巻いては居りますが、疵も大方いえたから酒好さけずきと云う事を知り、膳立ぜんだてをして種々の肴をこしらえまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大切に養育やういくなし殊に半四郎は至て正直律儀なる者故近所隣村の者ども半四郎々々とて何事によらたのみ使ひて贔屓ひいきせしが人にはなくて七癖なゝくせと言如く半四郎事ごく酒好さけずきにていにしへの酒呑童子しゆてんどうじも三舍を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せぬかと申に彼町人は得たりかしこしと夫は有難し直樣すぐさま御間おあひ仕つらんと是より後藤のそばよりさしさゝれ飮合のみあひいが其好む所にへきすとの如く後藤半四郎は自分が酒好さけずきゆゑつひに此男と合口となりて忽ち互ひに打解うちとけつゝ四方八方よもやまの物語りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殘らず仕立たれば何なにか御心安くなし今でも縮緬類ちりめんるゐは時々此方へ仕立に遣はさるゝがむかしと違ひて商賣しやうばいいそがしけれ共お馴染なじみゆゑまさかに今では出來ませんとも云れず其度に仕立てあげるなり夫に又先生はごく酒好さけずきにて毎日まいにちみせへ酒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)