“ごよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御用77.5%
五葉12.5%
梧葉7.5%
呉用2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それぞれ御用ごようちがうので、平生へいぜい別々べつべつになっておはたらきになり、たまにしかしょになって、おくつろあそばすことがないともうします……。
五葉ごようの松でもあればこそ、落葉松からまつの実生など、余り佳いものでもないが、それを釣瓶なんどに植えて、しかもその小さな実生のどうなるのを何時いつ賞美しようというのであろう。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
けれども冷めたい西風は幾重の墻壁しょうへきを越して、階前の梧葉ごようにも凋落ちょうらくの秋を告げる。貞子の豪奢ごうしゃな生活にも浮世の黒い影は付きまとうて人知れず泣く涙は栄華の袖にかわく間もないという噂である。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
と朱貴は先頭の水案内舟みずさきぶねで急いだ。それが対岸へつくや否、彼は聚議庁しゅうぎちょう(山寨の本丸)まですッ飛んで行き、軍師呉用ごようにわけをはなした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして二位に宋江、三位に軍師呉用ごよう、四位公孫勝こうそんしょうと、すらすら衆議がすすんだので、宋江もついそこまではいなみかねて、受けてしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)