“呉用”の読み方と例文
読み方割合
ごよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と朱貴は先頭の水案内舟みずさきぶねで急いだ。それが対岸へつくや否、彼は聚議庁しゅうぎちょう(山寨の本丸)まですッ飛んで行き、軍師呉用ごようにわけをはなした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして二位に宋江、三位に軍師呉用ごよう、四位公孫勝こうそんしょうと、すらすら衆議がすすんだので、宋江もついそこまではいなみかねて、受けてしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんだ、おとこたるものが!」——と呉用ごよう智多星ちたせいは、ここぞと、語気を入れて、叱るように、兄弟の顔を、らんとめ廻した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)