“五葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごよう83.3%
いつは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かおるの侍従はとう侍従とつれ立って院のお庭を歩いていたが、新女御の住居すまいに近い所の五葉ごようの木にふじが美しくかかって咲いているのを、水のそばの石に
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
五葉ごようの松でもあればこそ、落葉松からまつの実生など、余り佳いものでもないが、それを釣瓶なんどに植えて、しかもその小さな実生のどうなるのを何時いつ賞美しようというのであろう。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しぐれは、いまのまにんで、薄日うすびがさす……かへで小枝こえだのこつた、五葉いつはばかり、もみぢのぬれいろうつくしい。こぼれてるのはをしい。ばせば、せまにはで、すぐとゞく。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)