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こくあんあん
ふりがな文庫
“こくあんあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
黒暗々
50.0%
黒闇々
21.4%
黒暗暗
14.3%
黒暗闇
7.1%
黒闇〻
7.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒暗々
(逆引き)
時刻はすでに十二時を過ぎて、
宵
(
よい
)
から降り出した雨は、ようやく本降りとなり、昼間はあれほど
眺望
(
ちょうぼう
)
の美を
誇
(
ほこ
)
った塔のてっぺんも、いまや
黒暗々
(
こくあんあん
)
たる
闇
(
やみ
)
につつまれている。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
こくあんあん(黒暗々)の例文をもっと
(7作品)
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黒闇々
(逆引き)
旋風
(
せんぷう
)
にあおられたたこは、つりかごを前後左右にかたむけゆりあげて、
黒闇々
(
こくあんあん
)
のなかを飛んでゆく。はげしい
動揺
(
どうよう
)
のために富士男は眼のくらむのをおぼえた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
こくあんあん(黒闇々)の例文をもっと
(3作品)
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黒暗暗
(逆引き)
坂の下は
黒暗暗
(
こくあんあん
)
として何も見えなかった。生垣があり
槖駝師
(
うえきや
)
の植木があって、人家は
稠密
(
ちゅうみつ
)
と云うほどでもないが、それでもかなり人家があるので、
燈
(
ひ
)
の一つも見えないと云うはずがなかった。
馬の顔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
こくあんあん(黒暗暗)の例文をもっと
(2作品)
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黒暗闇
(逆引き)
勇猛精近の
行
(
おこない
)
堅固に、信心不退転の行者なれば、
爾
(
しか
)
き
黒暗闇
(
こくあんあん
)
の
裡
(
うち
)
に処しても
真如
(
しんにょ
)
の鏡に心を
照
(
てら
)
せば、胸間
霽
(
は
)
れたる月のごとく、松の声せず鏡の音無きも結句静処を得たりと観じ
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こくあんあん(黒暗闇)の例文をもっと
(1作品)
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黒闇〻
(逆引き)
妖怪変化、悪魔の
類
(
たぐい
)
が握っているのだか、何だか
彼
(
か
)
だかサッパり分らない
黒闇〻
(
こくあんあん
)
の中を、とにかく
後生
(
ごしょう
)
大事にそれに
縋
(
すが
)
って
随
(
したが
)
って歩いた。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
こくあんあん(黒闇〻)の例文をもっと
(1作品)
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