“こうぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行文40.0%
高文30.0%
公文10.0%
弘文10.0%
黄文10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行文こうぶん暢達ちょうたつと、其れ等に依って生き生きと表現されて居る人間の肉欲生活の葛藤とにあるのだろうと思う。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
予また幕末ばくまつ編年史へんねんしを作り、これを三十年史となづ刊行かんこうして世にわんとせし時、誰人たれびとかに序文じょぶんわんと思いしが、駿しゅんかたわらりて福沢先生の高文こうぶんを得ばもっとも光栄こうえいなるべしという。
お二万五千磅は薩摩の大名から取り、その上罪人を召捕めしとって眼の前で刑に処せよとの要求、その手紙の来たのがその歳の二月十九日、長々とした公使の公文こうぶんが来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
天智は、その子の大友おおとも皇子、のちの弘文こうぶんに天皇の位をゆずろうとして、皇太弟大海おおあま人は、その地位を去って僧侶とならざるをえなくさせた。そのやり方が陰険であった。
「これ黄文こうぶん、昨夜見えよと申したのに、なぜを待ちぼけさせおったぞ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)