“こうぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
興行61.9%
鴻業23.8%
倖僥4.8%
公業4.8%
興業4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村むらを興行こうぎょうして歩くサーカス団がありました。十人そこそこの軽業師かるわざしと、年をとった黒くまと馬二とうだけの小さな団です。
正坊とクロ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
この鴻業こうぎょう、この耀かがやきを、不朽ならしめんとするに当って、如何なる思召しやら、あなた様にはこのに至って、世の俗論をおそれ、一身の名分にばかりこだわり
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けだし今日欧州各国において平民主義の運動なるものは、かの東洋の偽英雄が竜驤虎変りゅうじょうこへん、手を大沢のうちに揮うてその万一を倖僥こうぎょうする大博奕だいばくちてきの閑事業にあらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
大村には勝重のく前に、源頼朝みなもとのよりとも時代から続いている渋江公業こうぎょう後裔こうえいがある。それと下野から往った渋江氏との関係の有無ゆうむは、なお講窮すべきである。辰盛が抽斎五世の祖である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
☆ 香具師やし——縁日えんにちまつりなどで、ものなどを興業こうぎょうするひとや、品物しなものひと
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)