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鴻業
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こうぎょう
ふりがな文庫
“
鴻業
(
こうぎょう
)” の例文
余、常におもえらく、わが国明治の
鴻業
(
こうぎょう
)
、一半すでに成りて一半いまだ成らず、政治上の革新すでに去りて、道徳上の革新いまだきたらずと。
妖怪学講義:01 再版につきて一言を題す
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
この
鴻業
(
こうぎょう
)
、この
耀
(
かがや
)
きを、不朽ならしめんとするに当って、如何なる思召しやら、あなた様にはこの
期
(
ご
)
に至って、世の俗論をおそれ、一身の名分にばかりこだわり
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
既掲、頭山、杉山の項にも述べた通り、筑前藩の志士は維新の
鴻業
(
こうぎょう
)
後、筑前閥を作る事が出来なかった。従って不平士族の数は他地方に
優
(
まさ
)
るとも劣らなかった筈である。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
神祖(東照宮のこと)以来の
鴻業
(
こうぎょう
)
を一朝に廃滅するは先霊に対しても恐れ入る次第であるが、
畢竟
(
ひっきょう
)
天下を治め
宸襟
(
しんきん
)
を安んじ奉るこそ神祖の盛業を継述するものである、と、慶喜に言われても
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
長崎警察署の
不仁
(
ふじん
)
なる、人を
視
(
み
)
る事
宛然
(
さながら
)
犬猫なりしかば、一時は非常に憤慨せしも
昔
(
むかし
)
徳川幕府が維新の
鴻業
(
こうぎょう
)
に
与
(
あずか
)
りて力ある志士を
虐待
(
ぎゃくたい
)
せし例を思い浮べ、深く思い
諦
(
あきら
)
めたりしが、今大阪にては
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“鴻業”の意味
《名詞》
大きな事業。洪業。
(出典:Wiktionary)
鴻
漢検準1級
部首:⿃
17画
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
“鴻”で始まる語句
鴻
鴻池
鴻雁
鴻山
鴻恩
鴻毛
鴻巣
鴻臚館
鴻儒
鴻門