“こうがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウガク
語句割合
後学50.0%
溝壑22.2%
広額5.6%
蒿岳5.6%
蛟鰐5.6%
高岳5.6%
鮫鰐5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そりゃアおもしろいでしょう、な、わたくしも後学こうがくのためにおともいたしましょう」そうは軽い気持ちで答えたけれども
猫八 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
孟軻もうかの語に、志士は溝壑こうがくにあるを忘れず、勇士はそのこうべうしなうを忘れずと。余は昨今のごとき騒々しい世にありて、キンダマの保全法くらいは是非たしなみ置かねばならぬと存ずる。
広額こうがく濶面かつめん、唇はたんのようで、眉は峨眉山がびさんの半月のごとく高くして鋭い。熊腰ゆうようにして虎態こたい、いわゆる威あってたけからず、見るからに大人の風を備えている。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女の母は、人のめかけだった。公然に、父といえない人は、幕府の金用達を勤め、御家人株をもって、とにかく、大小をさしている中山蒿岳こうがくという男だった。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どれ、一匕いつぴ深く探る蛟鰐こうがくえんと出掛けやうか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
嶮峻けんしゅん高岳こうがくではないが、丘とよび、小山とよび、低山という程度の起伏の波が、春をいで、ようやく、木々にほのあかい芽をもっていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やっとここへ忍び込んだけれど、これとても鮫鰐こうがくふちの中で息をいているのと同じことだ
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)