“たかおか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高岡66.7%
高岳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高岡たかおか大野見おおのみ郷島の川の山中にて、官より香蕈こうじんを作らせたまふとき雪の中に大なる足跡を見る、其跡左のみにて一二間を隔て、又右足跡ばかりの跡ありこれは一つ足と称し、常にあるものなり。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
牧場のほうも農場のほうも森谷さまと高岡たかおかさまと二人で始めて、森谷さまのお嬢さんと高岡さまの坊ちゃんの正勝さんとは兄妹のようにして育ったのを、高岡さまのほうだけが不幸なことになって
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
高岳たかおか親王——仏門に入られてからは、真如しんにょ法親王とよばれた方が、天竺てんじく(インド)に渡って仏教を研究されるためにから(支那)の広州の港から、船で天竺に向われ、途中
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
真如は廃太子高岳たかおか親王の僧名です。親王は嵯峨帝の皇太子だが、その先帝平城の御子です。平城上皇に薬子の乱が起ったために、高岳親王は廃せられて、空海の弟子となって仏門にはいった人です。