“けごん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
華厳87.1%
華嚴9.7%
華巖3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いたずらは、たいがい常識をかいていまさあ。救っておやんなさい。功徳くどくになりますよ。あの容子ようすじゃ華厳けごんの滝へ出掛けますよ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つゞいて一人ひとり美少年びせうねん何處いづこよりちたりけん、華嚴けごんたきそこけて、いはかけら藻屑もくづとともに、くもよりちつとおぼしきが、たすけをぶか諸手もろてげて、眞俯向まうつむけにながしが、あはよくいはとゞまりて
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
猛烈の雨中突進、遮二無二しゃにむに登りつめれば中禅寺の八丁平なり。ここから華巖けごんの滝壺を見に行った。この滝壺道というのは、五郎平じいが十三年の日子にっしを費やして独力造り上げた道である。